公明党神奈川県議団

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日中国交正常化40周年における本県の取り組みについて

谷口 かずふみ(大和市)

質問要旨

1972年に日本と中国の国交が正常化してから、本年で40年目を迎え、両国において様々な記念事業が展開されようとしている。
日中の交流の歴史の中では、様々な方々が絆を結び、長く交流を深めてきた。日中国交正常化40年を迎え、これまでの実り多い40年に安住することなく、より一層交流の進展に取り組む必要がある。
本県は、中国の遼寧省と交流し、来年で交流30周年を迎えると承知している。もとより地方レベルの交流を積み重ねることは大切なことであるが、国レベルの交流の大きな節目の年を契機として、改めて中国との交流について県民に理解を深めていただくことが必要である。
そこで、本県としても、日中国交正常化40年を記念した事業に取り組むべきと考えるが、今後の取組みについて所見を伺いたい。

黒岩知事答弁

次に、日中国交正常化40周年における本県の取組みについて、お尋ねがありました。
40年前、日本と中国が国交を正常化して以来、今や両国は、経済はもとより、人的往来や文化交流など、あらゆる面で、より密接で重要な関係になってきております。
本県は、これまで中国・遼寧省と地域間の交流を進め、来年には友好提携30周年を迎えます。
日中国交正常化40周年の節目となる本年においても、両国の交流の裾野を広げる良い機会と捉え、県民の皆様に参加いただける事業を展開してまいります。
具体的には、まず、地球市民かながわプラザにおいて、現代に生きる中国の人々の等身大の姿を描いた映画の上映や、中国人留学生と日本の若者等との意見交換会を、日中共同声明が締結された9月に実施いたします。
また、世界における中国の現状や役割を知り、今後の日本と中国の望ましい関係を探るセミナーを開催するほか、国際言語文化アカデミアにおいて、魯迅や孫文など、日本とゆかりの深い人物に焦点を当て、改めて中国との関わりについて考える公開講座を実施いたします。
このほか、神奈川フィルハーモニー管弦楽団が、この秋に、40周年を記念して、中国・広東省の招聘により公演を行いますので、これを契機に、文化芸術面においても交流が一層深まることを期待しております。
県といたしましては、これらの日中国交正常化40周年を記念した取組みを通じて、中国との間で、人と人、草の根レベルの交流がさらに深まり、将来にわたる友好関係が築かれるよう努めてまいります。

意見

日中国交正常化40周年の取組みにつきましても、神奈川フィルの中国での公演等、様々な計画をされているということを伺いました。質問の中にも取り上げさせていただいた聶耳(ニエアル)記念碑は、中国の方々も非常にたくさん来られるということで、非常に、県としても、観光資源として大変重要だと思っております。平成21年度には、大型バスが止まる駐車場も作っていただきましたけれども、さらに広いスペースで駐車場の整備をしていくことも重要ではないかと思っております。また、休憩スペースや日中の日よけとなる東屋のような、そういう施設についても、地元の藤沢市とも、よく調整した上で、進めていただくように要望したいと思います。