公明党神奈川県議団

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ビッグデータを活用した安全・安心な道路環境整備について

谷口 かずふみ(大和市)

質問要旨

「ビッグデータ」とは、情報技術産業における新たな専門用簿で、その意味及び目的としては、通常のデータベース管理ツールなどでは取り扱う辛が困難なほど巨大な大きさのデータの集まりから、企業や社会に役立つ価値を引き出していくことである。
埼玉県は、本田技研との連携により純正カーナビの走行データから得られる急ブレーキ箇所への安全対策に取り組み、大きな事業効果を得ている。この急ブレーキ多発箇所データを活かした安全対策は、比較的安価で簡易な工事により実施されたようだが、安全対策が完了した9割の箇所で急ブレーキ発生回数が減少するなど大きな事業効果が確認されている。
そこで、本県においても、こうした情報通信技術を活用した、安全・安心な道路環境整備を推進するべきと考えるが、所見を伺いたい。

黒岩知事答弁

次に、情報通信技術を活用した安全・安心な道路環境の整備について、お尋ねがありました。
県では、情報通信技術を活用した取組みとして、道路利用者に対し、道路工事や大雨などによる道路の規制情報を道路情報板で提供するとともに、財団法人日本道路交通情報センターを通して、カーナビやインターネット、ラジオ等で幅広くお知らせしています。
また、国では、県内の国道や県道などの渋滞対策の取組みとして、道路管理者や警察、運輸関係者などからなる「移動性向上委員会」を設置しています。
県も参画するこの委員会では、渋滞対策箇所の選定にあたり、道路に設置されたセンサーや、カーナビなどから得られるデータなどを活用しています。
一方、交通安全対策である「事故ゼロプラン」では、これまでの事故分析に加え、県民やバス・トラックなどのドライバーへのアンケートにより、ヒヤリハットなどの情報約1,380件を活用して、事故危険箇所を選定しており、県では、減速マークの設置や歩道のカラー化などの対策を順次進めております。
今後も、県としては、安全・安心な道路環境を確保するため、引き続き、様々な情報を活用した取組みを進めるとともに、情報通信技術は日々進歩していますので、国や企業などの技術開発の動向も見極めながら、効果的な対策を講じてまいります。

要望

ビッグデータの活用につきましては、様々なICTを使って、今後もいろいろ検討していくというご答弁にありましたけれども、すでに埼玉県でこういう効果が出ている事例も出ておりますし、また、ほかの埼玉以外の自治体でも導入を検討しているところもあると聞いておりますので、是非、今、交通事故が社会の中でも大きな、大きな課題となっておりますので、できることは何でもやるという姿勢で、是非、取り組んでいただきたいと思います。