公明党神奈川県議団

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地域住民と警察が一体となった犯罪抑止対策の推進について

佐々木 正行議員 (相模原市)

質問要旨

防犯ボランティア団体の皆様は、防犯パトロールをはじめ、様々な自主防犯活動に取り組んでおり、その数も年々増加している。  その中で、青色回転灯を付けた車輌、いわゆる「青パト」は、車両によるパトロールという機動性やマイクによる広報等の実施により、その地域で多発している犯罪の情報提供、注意喚起ができるなど、犯罪抑止上、非常に有効である。  その一方、県内の防犯ボランティア団体の多くは、活動参加者の高齢化という課題を抱えている。  そこで、犯罪のない街を目指し、体感治安を改善させるために、青色回転灯付き車輌による防犯パトロールに取り組む団体を拡充し、犯罪情勢に応じた効果的なパトロール活動を実施していただくことが有効だが、どの様にきめ細かな支援を行うのか。併せて防犯ボランティア団体の活動をより活性化させるためには、知識や技能をベテラン活動者から若者へ伝承して、次世代育成を図るなどにより、活動参加者の高齢化という課題を解消させるための支援が必要と考えるが、所見を伺う

警察本部長答弁

「防犯ボランティア団体への支援」についてお答えを致します。
まず、青色回転灯を装着した車両による防犯パトロール、通称「青パト」は、地域の犯罪抑止に大きな成果を上げておりますが、青パトが、地域の犯罪情勢に即した形で効果的に実施されるためには、警察のタイムリーな情報提供が重要であると考えております。
県警察と致しましては、青パトを実施している団体に、より効果的な防犯広報を実施していただくため、今後とも、メール等を活用した積極的な犯罪情報の提供や、地域住民に呼び掛けていただきたい防犯上の着眼点の提供等に努めて参ります。
次に、防犯ボランティア団体の抱える課題の解消に向けた支援ですが、議員ご指摘のとおり、県内の防犯ボランティア団体の多くは、「参加者の高齢化」という課題を抱えながら活動しております。
そこで、県警察では、若い世代を対象とした自主防犯活動の研修会である「セーフティーかながわユースカレッジ」へ大学生等の参加を促すなど、若い世代が自主防犯活動に取り組むきっかけ作りを行い、また、大学等の協力を得て、団体の立ち上げ促進を図るなど、防犯ボランティア団体の裾野拡大に取り組んでおります。
一方、若い世代の団体は、地域の実情に即した自主防犯活動を行うための知識や、経験が少ないことから、こうした団体が、地域における自主防犯活動に溶け込んでいくための支援が必要であると考えております。
県警察と致しましては、ボランティア支援を専従で行う「生活安全サポート班」が中心となり、自治体、防犯協会等関係機関・団体と連携しながら、若い世代を地域の自主防犯活動のネットワークへ参加させるための支援を行い、更にネットワークの交流を通じて、ベテランから若い世代へ、地域の実情や活動のノウハウ等を伝承していく「次世代ボランティア育成モデル」を年内に構築したいと考えております。
以上でございます。