公明党神奈川県議団

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若者の防犯活動への参加促進について

渡辺 ひとし議員(藤沢市)

質問要旨

県内では、2,000団体を超える自主防犯活動団体があり、刑法犯認知件数が、減少したことは、こうした団体の地道な活動が大きく貢献している。しかし、多くの団体では、高齢化などが課題であり、高校生や大学生といった若い世代に、活動への参加を促していくことが大切である。
県でも、若者の防犯活動への参加促進のため、平成23年度から「セーフティかながわユースカレッジ」を開催していると承知している。このユースカレッジは、若者にとって大変有意義な機会であり、より多くの大学生、高校生が受講してもらえるよう、今後とも積極的に進めていく必要がある。

一方、若者が地域で活動中の団体と一緒になっての活動を始めるためには、こうした講義や情報提供だけではなく、地域活動団体との橋渡しをするような取組みも大切であり、例えば、くらし安全指導員のノウハウを活用することも一つの方策ではないかと考える。
そこで、切れ目ない地域防犯力を構築していくために、若者の防犯活動への参加促進に一層取り組むべきと考えるが、所見を伺いたい。

安全防災局長答弁

若者の防犯活動への参加促進についてお尋ねがございました。
防犯活動への若者の参加を促進していくことは、人材の裾野を広げ、地域防犯力を一層向上していくうえで重要な課題であります。
このため、大学生や高校生などを対象に防犯意識の向上を図る「セーフティかながわユースカレッジ」を昨年度からスタートさせ、本年度も8月と、先週、12月13日に開講したところ、多くの若い人たちに参加していただき、先進的な活動事例の発表や活発な意見交換が行われました。
また、本年度から新たに、県の「くらし安全指導員」が学校を直接訪問して講義や指導を行う、若者向けの「防犯出前講座」を実施しています。
さらに、実際に防犯活動をしている学生の写真やメッセージを県のホームページに掲載し、防犯活動をより身近なものとして感じてもらうような取組みも行っているところです。
こうした取組みの成果として、例えば、「ユースカレッジ」の受講者が中心となり、厚木市内の大学では、防犯ボランティアサークルを立ち上げ、小学生の下校時の見守り活動などを行っています。
また、保土ヶ谷区内の高校では、地元の防犯団体と合同パトロールを行うなど、着実に活動が広がりつつあります。
学生の皆さんには、これらの経験を生かし、卒業後もそれぞれの地域で防犯活動に参加していただくことを期待しています。
県としては、今後とも大学等と連携して、若者の「ユースカレッジ」への参加促進を図ります。
また、県内各地域で防犯教室等を行っている「くらし安全指導員」のノウハウを活かして、若者と防犯団体との交流の機会を設けるなど、一層幅広い取組みを進めてまいります。