公明党神奈川県議団

少子高齢化の加速により、中長期的に労働人口が減少することが見込まれる中、女性が個性と能力に応じて経済社会に参画し、活躍することにより、新たな視点で需要を掘り起こすなど、経済の活性化に大きく貢献することが期待されている。また、女性が持てる能力を発揮する一つの方法として、女性の起業が大変有効であると考える。

県は、企業において女性が開発に貢献した商品を「神奈川なでしこブランド」として認定する事業を開始した。
また、あわせて、県内の一般女性からさまざまなアイデアを「なでしこの芽」、「なでしこの種」として募集するとのことで、大いに期待している。

そこで、神奈川なでしこブランド（KNB）を創設したねらいを伺うととともに、さらに認定した神奈川なでしこブランドを、どのように活用していこうと考えているのか、認定後の取組を併せて伺いたい

私は、働く意欲と能力を持った女性がその力を存分に発揮して、地域経済の活性化に大いに寄与していただきたいと考えています。
そのためには、女性の活躍が新たな需要の掘り起こしや業績の向上に繋がるなど、企業にとって大きなメリットがあることを理解していただく必要があります。
そこで、新たな取組として、女性が開発に貢献した商品を募集して、その中から優れた商品を「神奈川なでしこブランド」として認定する事業を開始いたしました。
この事業は、認定された商品を、県が広くPRすることで、女性の活躍の具体的な効果をわかりすく示し、企業が自らの経営戦略として、女性の登用や活躍の場の拡大を進めていただくことを目指しています。
認定を受けた企業にとっても、商品の販売促進とともに、女性が活躍している企業ということを広くアピールする絶好のチャンスとなり、県と企業とのウィンウィンの関係が築けるものと考えています。
また、併せて女性ならではの発想やアイデアを募集し、応募者自らが商品化に取り組む場合は「なでしこの芽」、企業に商品化を促す場合は「なでしこの種」として認定することで、女性のビジネスへの意欲を刺激し、起業などを促進してまいります。
神奈川なでしこブランド認定商品については、県のホームページや広報媒体で積極的にPRしていきます。
また、認定企業と連携したイベントを開催するなど、女性の活躍の効果を広く周知し、社会機運を高めていきます。
さらに、「なでしこの芽」については、神奈川産業振興センターなど、起業を支援する専門機関への橋渡し、「なでしこの種」については、企業とのマッチングにより、具体的な商品化につながるサポートをしていきます。
こうした取組を進め、多くの女性が、地域経済の新たな活力となって活躍していただくことを強力　に後押ししてまいります。