公明党神奈川県議団

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県民の安全安心について(1)子どもの自助の意識の向上について

赤井 かずのり 議員(平塚市)

質問要旨

災害対策においては、何よりも住民の避難が大切であり、行政がだす避難勧告や避難指示などの情報を、住民の避難行動など適切な対応に結びつけることが重要である。
県では、災害対策への意識向上に向けたリーフレット「かながわけんみん防災カード」を企業の協賛を得て作成・配布したが、子どもたちの事故を防ぐためにも、子どもに対して、災害から命を守る啓発が重要である。

そこで、地震や風水害などの大規模災害から県民の生命を守るため、次代を担う子どもの自助の意識の向上に取り組むべきだと考えるが、所見を伺いたい。

知事答弁

災害が起きた場合は、まず身を守ることが重要です。そのためには、幼少期から、自助の気持ちを自然に身に付けておく必要があります。
このため、本年4月に施行した「神奈川県地震災害対策推進条例」では、県が地震防災に関する教育を推進することを位置づけています。
現在、教育の現場では、授業や学校行事等の中で、防災教育を実施しています。
また、各学校では、自ら考え安全を確保するための行動ができるよう、地震や火災を想定した防災訓練も行っているところです。
こうした実践的な取組みを、県内一斉に、一体感を持って実施することが、子どもの自助の意識の向上にとって大切です。
そこで、9月に実施した「かながわシェイクアウト・いっせい防災行動訓練」では、教育機関にも広く参加を呼びかけました。
その結果、約63万人の参加者のうち、半分以上が、幼稚園、保育所、小・中・高等学校などの子どもたちでした。
私も、横浜市西区にある幼稚園の訓練に参加しましたが、子どもたちの安全確保行動は大変見事でありまして、幼少期からの訓練の重要性を改めて認識しました。
また、県では、事業者から協賛金をいただいて、「けんみん防災カード」を作成し、県民の自助の意識を高める普及啓発を行っています。
このたび、子どもたちの「災害からいのちを守る力」を養うため、「かながわキッズぼうさいカード」を新たに作成することといたしました。
このカードは教育機関の協力により、県内の小学校の4年生8万人全員に年内に配布します。
このカードをきっかけに、子どもたちが防災について考え、クラスや家庭で話し合っていただくことを期待しています。
今後とも、市町村や教育機関と連携し、工夫をこらしながら、神奈川の子どもたちの自助の意識の向上に努めてまいります。

要望

まず、子どもの自助の意識の向上につきましては、これは、「けんみん防災カード」、これをキッズバージョンとして「かながわキッズぼうさいカード」ということで、4年生8万人に年内中にお配りをする、こういうようなことを伺いました。
これについても、活用をできるような工夫を現場としっかりと協議をしながら、進めていただきたいと思います。