公明党神奈川県議団

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ツインシティ・平塚市大神地区のまちづくりに対する県の取組について

赤井 かずのり 議員(平塚市)

質問要旨

ツインシティのまちづくりは、県主導で進めており、平塚市大神地区では、土地区画整理組合設立準備会が設立され、多くの地権者の方から賛同を得るなど、事業実施に向けた取組を進めているが、一部の地権者からは、土地区画整理事業や、その進め方に反対の意見が出ている。本来ツインシティ整備は土地区画整理事業と一緒に(仮称)ツインシティ橋の建設や東海道新幹線新駅の設置を進めていく計画にもかかわらず、未だに不透明であることへの不安を感じ、慎重な意見や反対の意見がある。
このような声が、事業に賛成している多くの方にも不安を与え、広がることに懸念を抱いている。まちづくりは、地元市が主体だが、県として出来ることは、地元市とともにしっかりと行う必要がある。

そこで、ツインシティ・平塚市大神地区のまちづくりを着実に進めるためには、県として出来ることは積極的に取り組んでいく必要があると考えるが、所見を伺いたい。

知事答弁

ツインシティは、東海道新幹線新駅を寒川町倉見地区に設置し、この倉見地区と相模川対岸にある平塚市大神地区を橋で結び、環境と共生する一体的なまちづくりを目指すもので、県は実現に向けて地元市町とともに取り組んでいます。
平塚市大神地区では、土地区画整理組合設立準備会が、組合施行による土地区画整理事業の計画を進めています。
この計画は、多くの地権者の方の賛同を得ており、平塚市も準備会に対し、財政的支援を行うなど、組合の設立準備が進んでいます。
また、土地区画整理事業を進める財源となる処分地、いわゆる保留地の売却の目途が立っていると伺っています。
平塚市は、こうした状況から、事業の確実性が高まったとして、今年の7月には都市計画手続きに着手し、まちづくりの実現を目指しています。
このように大神地区では、平塚市の支援のもと、着実にまちづくりが進んでいます。先般、平塚市長がお見えになり、「地元の理解をいただきながら、市としても、マグネット力あるまちづくりに取り組む。」とのお話をいただきました。
ツインシティの整備にあたっては、地元市町のまちづくりに合わせて、(仮称)ツインシティ橋など、骨格となる道路の整備や、東海道新幹線新駅の設置を実現していく必要があります。
このため、県としては、ツインシティ橋などの骨格道路について、現在、都市計画手続きを進めていますので、都市計画決定後、速やかに事業着手できるよう取り組みます。
また、新幹線新駅の実現には、平塚市とともに、対岸の寒川町のまちづくりが進むことが重要であり、平塚市と寒川町の双方がマグネット力ある、魅力あるまちづくりに真剣に取り組むことが必要です。
県としては、地元市町の取組と連携し、JR東海への新駅設置の働きかけを強めてまいります。

再質問

ツインシティについてでありますが、ツインシティ整備につきましては、岡崎知事時代から、同盟会を結成して進めてまいりました。神奈川県の広域連携拠点の南のゲートと位置付けられております。
ツインシティ整備基本計画の都市づくりのシナリオの中には、まちびらきの目標を2015年としておりました。都市計画決定後、面整備を平塚市が、橋の整備を神奈川県が開始することとしておりますが、平塚市民の間からは、ツインシティの事業自体に不安を抱いてきております。
神奈川県が主導してきた事業につきまして、不安払拭の具体的な取組をする必要があると思います。例えば、市長、知事等々で市民フォーラムなど開催をする、こういうようなことを考えたらいかがでしょうか。
知事の所見を伺います。

知事答弁

ツインシティについて、積極的に県が主導するために、市民フォーラムのようなものをやったらどうだろうか、というふうな御提言でありました。
そういうことをやることによって、この地域が更に、まちづくりが盛り上がってくるということであれば、私は労を割くことには、やぶさかではありません。

要望

地元として、一所懸命に要望したいと思っております。