公明党神奈川県議団

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消防体制の強化について(1) 横須賀市と三浦市の消防広域化について

亀井 たかつぐ 議員(横須賀市)

質問要旨

横須賀市と三浦市は、昨年4月から消防指令の共同運用を開始したが、一層の消防防災力の強化や行財政上の効果を高めるため、消防の広域化を検討している。また、昨年12月の国の中央防災会議の報告では、首都直下地震のうちのひとつとして、三浦半島断層群の地震が発生の可能性が高いとされており、三浦半島地域の消防防災力の向上は急務の課題である。
広域化にあたっては課題もあるが、消防の広域化が実現することになれば、住民サービスや地域の消防防災力が向上し、住民の安全・安心が高まることになり、県としても、県全体の消防防災力の向上のために、横須賀市と三浦市の消防の広域化を積極的に推進していくべきである。

そこで、消防指令共同運用のさきがけである横須賀市と三浦市の消防の広域化について、どのように考えているのか。また、今後、県はどのように推進していくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

県全体の消防防災力を高め、県民のいのちを守るためには、消防の広域化は、大変有効な手法であると考えています。
昨年、消防の広域化を実現した県西地域では、救急や災害対応の面でも、また行財政の面でも、目に見える大きな成果を上げています。
現在、横須賀市と三浦市は、消防指令の共同運用を行っておりますが、このたび、消防の広域化に向けて、検討を進めることとなりました。
「消防指令の共同運用」から「消防の広域化」へ、段階的に進んだケースはこれまでになく、両市が広域化を実現すれば、全国初となります。
また、県内では、他に3地区で消防指令の共同運用に向けて取り組んでおり、それらの地区が広域化へ進む際のモデルケースになり得ます。
こうしたことから、私としては、横須賀市と三浦市の消防の広域化が実現することを大いに期待しているところです。
そこで、県は、両市の取組に対し、相談や助言、情報提供など、ニーズに応じたきめ細かい支援に努めます。
た、今後、検討の進捗を見極め、県として両市を「消防広域化の重点地域」に指定します。
さらに、広域化には消防署の整備や資機材の統一など、多額の費用負担も伴いますので、財政的な支援も検討いたします。
須賀市と三浦市の消防の広域化は、県全体の消防防災力の向上にも、大変意義があります。
県は、その実現に向け、積極的に支援してまいります。

要望

消防体制の広域化、横須賀市と三浦市の消防広域化について、知事からは重点地域に指定するということで、財政的な支援という話でした。
横須賀市と三浦市のお互いのメリットを県がしっかりと認識をさせ、それをしっかりとフォローアップするということが非常に大事だと思いますので、そこをお願いいたします。