公明党神奈川県議団

ホーム所属議員 重点政策 活動リポート ニュース 本会議 常任委員会 特別委員会 ご意見・ご要望

県立学校における空調設備について

谷口 かずふみ 議員 (大和市)

質問要旨

連日の猛暑で、子どもたちが通う学校では、暑さで授業に集中できなかったり、部活動中などで体調不良を起こしたり、中には熱中症で病院に救急搬送されるケースもある。会派としても強く要望してきたが、さまざまな工夫により空調設備の整備が進んできた。夏休みに入り部活動が盛んになる中で、特に文化部は、教室で活動する場合が多く、空調を使い快適に活動できているとの声も聞く。
現在も引き続き、全庁的に節電対策が行われているが、児童生徒の健康や学習、部活動などの環境を考えると、猛暑の中、空調設備を使い、少しでも良い環境の中で、子どもたちに活動してもらいたい。

そこで、県立学校の空調設備の整備状況について伺いたい。
また、節電対策の中にあっても、整備した空調設備が児童生徒の教育活動に支障がないよう使用できる必要があると考えるが、所見を伺いたい。

教育長答弁

まず、県立学校における空調設備の整備状況です。
特別支援学校では、児童・生徒が安全に学校生活を送れるよう、平成 23年度までに全校の教室や食堂などについて、空調設備の整備が完了しています。
また、県立高校は、これまでに空調設備が整っていなかった 109校について、平成25年度から27年夏までの3ヶ年計画により、整備に取り組んでいます。
このうち、今年度までに 77校の整備が完了し、残る32校については、来年夏の稼動に向け、整備してまいります。
次に、節電対策に取り組む中での空調設備の使用についてです。
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故による、電力不足に対応するため、県では、県立施設における節電対策として、平成 23年度から電力使用量の抑制目標を設定してきました。
具体的に県立学校では、図書館などの県民利用施設と同様に、震災前の平成 22年度と比較し、7月から9月の夏の時期は15%以上、それ以外の時期は10%以上の節電目標を掲げ、それぞれの状況に応じて空調設備や、照明などの節電に取り組んでいます。
教育委員会では、節電対策に取り組んでいく中にあっても、児童・生徒の体調管理は、何よりも大切なことと考えています。
そこで、県立学校における空調設備の使用について、引き続き、授業や部活動において適切に対応し、児童・生徒の快適な学びの場を確保するよう、県立学校長会議の場を通じて徹底してまいります。