公明党神奈川県議団

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ふるさと納税について

亀井 たかつぐ 議員 (横須賀市)

質問要旨

2014年4月に、県立がんセンターに「がんワクチンセンター」が設置され、がんワクチン療法について、同年9月から、将来的な薬事承認を目指した臨床試験がスタートした。  がんワクチン療法は、「がん免疫療法」のひとつであり、従来の治療法を受けても効果がない患者などが期待を寄せている。  「がんワクチンセンター」では、現在、治療の難しいがんを対象に3種類の臨床試験を実施しているが、臨床試験の様々な条件に合致する患者に限られている状況である。  このことからも、がんワクチン療法が1日も早く治療法として確立されることが求められており、また、より多くのがんの種類への臨床試験の拡大も必要である。  そこで、がんワクチンセンターについて、改めて現在の取組状況を確認するとともに、今後の展開について伺いたい。。

知事答弁

がんのワクチン療法は、体に備わるがんに対する免疫力を増やし、がん細胞の増殖を抑える新たな治療法として期待されています。

そこで、県立がんセンターのがんワクチンセンターでは、2014年9月から、治療の難しい膵がんと食道がんに対する臨床試験を進めています。

すでに、ワクチン療法に適合すると判断された19名の患者さんにワクチンを投与しています。

引き続き、患者さんのご協力をいただきながら臨床試験を進め、ワクチンの有効性や安全性が確認できれば、薬事承認のための治験に進みたいと考えています。

次に、ワクチンセンターの展開ですが、今後は、前立腺がんや肺がんなど、より症例の多いがんにも取り組んでまいります。

具体的には、前立腺がんについて、すでに実績の豊富な久留米大学からワクチンの提供を受け、6月25日から患者さんの募集を開始し、早ければ7月から患者さんへの投与を開始します。

また、肺がんのワクチン療法についても、夏頃から患者さんの募集を開始する予定で準備を進めています。

がんセンターでは、今後もさまざまながんに対するワクチン療法に取り組み、安全性・有効性を確認したうえで、一日も早く薬事承認を取得できるよう、努めてまいります。