公明党神奈川県議団

ホーム所属議員 重点政策 活動リポート ニュース 本会議 常任委員会 特別委員会 ご意見・ご要望

保健福祉大学の大学院の一層の充実について

亀井 たかつぐ 議員 (横須賀市)

質問要旨

保健福祉大学では、平成19年には、保健・医療・福祉に関わる広い理解をもった高度専門職のリーダーを養成する大学院修士課程を開設し、平成25年には、地域貢献研究センターを設置し、具体には、栄養ケアステーションプロジェクトの実施や、横須賀市や県立病院と連携協定を締結し、保健福祉分野での教育・研究関係を一層強化させるなど、様々な取組が進んでいる。

保健福祉大学の教育・研究機能や、地域貢献への取組が充実していくことは、本県の社会環境の変化や、新たな社会ニーズにも対応してきたものであり、一層の充実を期待するが、具体には、当初予算では、大学院博士課程について、準備経費を計上されたとのことである。


そこで、保健福祉大学への博士課程の具体的な設置時期及び本県の保健医療福祉の向上に向けて、博士課程に期待する使命や役割について、どのように考えているのか、所見を伺いたい。

知事答弁

保健福祉大学は、看護・栄養・社会福祉・リハビリテーションの4領域で、質の高い専門人材を養成するため、平成15年に設置されました。

その後も、社会環境の変化に応じて、大学院修士課程を通じた、高度な専門人材の育成はもとより、地域社会への貢献、国際貢献などにも取り組んできました。

今後、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、県民の健康寿命を延ばす取組みを支える人材が求められており、大学に寄せられる期待は、ますます大きくなっています。

例えば、高齢の方が地域で健康に暮らしていくためには、栄養バランスのとれた楽しい食生活や、運動習慣を身に付けていただくことが重要です。

また、病気になった場合でも、長年住み慣れた場所で、介護やリハビリテーションが受けられる仕組み作りも重要です。

こうした時代の要請に応えるため、博士課程を設置することとし、平成29年4月の開設を目指して準備を進めているところです。

この博士課程では、4領域を総合的に学んだ、より高度な研究者・教育者を養成し、将来、「いのちを輝かせるためのプロフェッショナル」として地域に貢献できるリーダーを養成してまいります。

要望

保健福祉大学の大学院の博士課程の設置というのは、私が以前から主張していたものです。

保健福祉大学はまだ修士課程までしかありません。ですから、保健福祉大学の修士課程に進学して、修了すると次の博士課程はどこに行くかというと、県外の学校に進学ということが少なくありません。県外に出て博士課程を修めて、じゃあ県内に戻ってきてくれるかというと、戻ってきてくれません。

人材の流出にということが少なくなるよう、実際にしっかりと、平成29年の4月を目指して、実施に向かって頑張って頂きたい。