公明党神奈川県議団

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三浦半島地域の活性化について

亀井 たかつぐ 議員 (横須賀市)

質問要旨

三浦半島の大動脈である横浜横須賀道路の高速道路料金の引き下げが具体化し、「交通コスト」や「物流コスト」という問題に、ようやく解決の道筋がつけられたが、三浦半島地域そのものにヒトやモノを惹きつける魅力がなければ、せっかくの高速道路料金の引き下げも、その効果は限定的なものにとどまり、持続的な発展は望めない。

また、本県では、ライフイノベーション国際戦略総合特区とさがみロボット産業特区の二つの特区、県西地域活性化プロジェクトなど、地域に着目したプロジェクトを展開しているが、今後の三浦半島地域の活性化に向けては、この地域に着目した県のプロジェクトが必要不可欠であると考える。


そこで、知事は、三浦半島地域の活性化に向けて、どのような思いを抱いているのか、また、具体的にどのように取り組もうとしているのか、併せて伺いたい。

知事答弁

三浦半島地域は、既に人口減少社会に突入しており、地方創生を進める上でも、重点的に地域活性化を図らなければならない地域であると認識しています。

このため、今回の「グランドデザイン実施計画」の素案では、地域活性化プロジェクトの中に、「三浦半島の資源を生かした地域の活性化」を掲げています。

もとより、県では、この地域の活性化につながる事業に取り組んでおり、「城ケ島・三崎地域」では、第4の国際的観光地の創出を目指し、「新たな観光の核づくり」を進めています。

また、「かながわシープロジェクト」も、この地域から先行して展開することとしており、プロデュース会議からは、今後、「国際的ビーチリゾート」を目指していくためには、国家戦略特区などを活用して、事業を展開していくべきとの提言もいただいています。

さらに、三浦半島地域の4市1町では、「三浦半島サミット」を設立し、広域観光をはじめ、広域連携を通じた地域の活性化に取り組んでいます。

このほか、横須賀市の「ナショナルトレーニングセンター」の誘致や、三浦市の「二町谷地区地域再生計画」といった、各市町の取組みがスタートしています。

このように、三浦半島地域では、様々な取組みが始まっていますが、今後は、こうした個別の取組みを有機的に連動させることが重要となります。

私は、地域を活性化するためには、マグネット力となる「地域らしさ」に徹底的にこだわり、地元が一枚岩になって、本気で取り組まなければ、例えば景観を統一するなど、こういった問題について本気で取り組まなければ、民間投資を引き出すことはできないと言い続けてきました。

そうした流れができた場合には、県西地域が「未病を治す」をコンセプトにしているように、三浦半島地域においても、「海」と「観光」をキーワードに、統一的に「地域力」を発揮できる新たなプロジェクトを組み、強く発信していきたいと考えています。

そして、このプロジェクトは、地方創生との連動を図り、国の地方創生交付金を活用して進めることが効果的です。

そこで、地方創生の総合戦略を策定する中で、今後、地元とも協議を行い、仮称となりますが、「三浦半島地域活性化プロジェクト」をまとめていきたいと考えています。