公明党神奈川県議団
県立の博物館における映像資料のデジタルデータ化について
谷口 かずふみ 議員(大和市)

谷口議員質問
ユネスコは、ビデオなどの磁気テープに記録された音声や映像を、長期的に保存し今後も利用し続ける唯一の方法は、2025年頃までにデジタルデータ化することだと警告している。
このまま対策しなければ、個人や家庭で楽しむだけでなく、博物館等が保管している、ビデオテープに記録されている貴重な映像資料も利用することができなくなるのではないかと危惧している。
本県の博物館においても、貴重な映像が記録されたビデオテープが多数保管されていると思われるため、これらを速やかにデジタルデータ化していく必要があると考える。
そこで、県立の博物館が保管するビデオ映像資料のデジタルデータ化に、今後どのように取り組んでいくのか、所見を伺う。
教育長答弁
県立の博物館における映像資料のデジタルデータ化についてお尋ねがありました。
県立の博物館である金沢文庫、近代美術館、歴史博物館、生命の星・地球博物館には、ビデオテープに保存している映像資料が、現在、約2千点あります。
その中には、古くから地域に伝わる獅子舞や人形芝居など、過去にフィルムからビデオテープに変換して保存してきた、貴重な資料もあります。
こうした中、ビデオテープも再生機器の生産が終了し、耐用年数が近づくなど、デジタルデータ化が必要となっています。
現在、生命の星・地球博物館では、学芸員が、ビデオテープからDVD等へ変換する作業を行っており、来年度中には完了できる見込みですが、その他の博物館では、取組が進んでいません。
そこで、今後、障害者雇用を推進しているサポートオフィスを活用するなど、変換作業の効率化と迅速化を図っていきます。
県教育委員会では、こうしたことにより、県民の財産である貴重な映像資料が失われることのないよう、しっかりと取り組んでまいります。
要 望
約2,000本博物館にあるということで一部では進んでいるけれども、ほかのところがなかなか進んでいない状況だという答弁でした。
そしてサポートオフィスを活用しながらやっていただけるということですが、ビデオテープの時代の方々はご存じだと思うのですけれども、このアナログのビデオテープをダビングするには、デジタルデータそのものであれば時間を短縮してできるのですけれども、一定の画質を維持するためには1時間のテープであれば1時間かかるという非常に手間がかかる作業であります。
今後、サポートオフィスでやっていただけるということなのですけれども、おそらく機材をしっかりと揃えないと、例えば1台だけであれば、なかなか作業の効率化がよくならないと思いますので、是非とも今後は補正予算も含めて、しっかり機材のことも含めて調達をしていただくようにお願いしたいと思います。