公明党神奈川県議団

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児童相談所の強化について

亀井 たかつぐ 議員(横須賀市)

亀井議員質問

 児童虐待に関する相談は、増加傾向にあり、令和6年度の県所管の児童相談所の相談受付件数は、過去最多の8,023件となっている。
 現在、県では、6つの児童相談所を設置し、毎年職員の増員を図っているが、件数の増加に、職員数が追い付いていないのが現状であり、特に所管人口の多い児童相談所では、限界に達しているのではないかと危惧するところである。県は、令和7年度、慢性的な定員超過に対応するため、児童相談所の一時保護所の再整備に向けた予算を計上していると承知しているが、一刻も早く一時保護所の定員超過を解消し、子どもたちが安心して過ごせる環境を整備するとともに、児童相談所がその機能を十分に発揮できるよう、更なる体制強化を図ることが喫緊の課題であると考える。

 そこで、児童相談所が抱える課題や現状を踏まえ、今後、どのように児童相談所の強化に取り組んでいくのか、所見を伺う。

知事答弁

 児童虐待に対する県民の認識の高まりなどにより、児童相談所が対応する虐待相談は、この10年間で倍増しており、昨年度の虐待相談件数は、過去最多の8,023件でした。
 これに伴い、児童相談所に設置している一時保護所の保護人数は、昨年度は、一日最大で定員の約160%にあたる127名にまで達し、個室を2人部屋にするなど、応急的な対応をせざるを得ない状況です。
 そこで、一時保護所の定員を増やし、子どもが安心して過ごせる環境を整えるため、民間の児童養護施設の一部をお借りして、緊急一時保護所を4月から開設しました。
 また、県立さがみ緑風園の空きスペースを、一時保護所として活用するため、現在、工事を行っています。
 今後は、更なる定員拡充を図るため、藤沢市内にある中央児童相談所の一時保護所の増築を行い、将来的に子どもが安心して過ごせる場所として、環境整備を進めていきます。
 こうした一時保護所の整備と合わせ、先日竣工式を行った綾瀬児童相談所の設置といった体制強化とともに、休日・夜間の電話相談業務の民間委託を進めるなど、職員の負担軽減を図ってきました。
 今後は、一時保護や里親支援業務の委託化など、民間活力の更なる活用を検討するとともに、今後の相談件数の推移などといった観点を分析、検証しながら、児童相談所の組織体制の充実に向けて、継続的に検討を重ねてまいります。

要望

 一時保護される子どもたちにとって、心身ともに安心して落ち着いて過ごすことのできる環境は何よりも大切であります。そのためにも、一時保護所の定員超過の解消に向けた取り組みを、今後も着実に進めて頂きたいと思います。
 今現在、各児童相談所では、相談対応に追われ、業務が非常に逼迫していると承知をしています。所管する人口の規模や、対応しているケース数等を踏まえ、支援を必要とする子どもや家庭に、しっかりと支援が行き届くように、現在の6か所体制、これで十分なのかどうかも含めて、組織体制の見直しについても、積極的に検討して頂きたいと思います。