公明党神奈川県議団
感覚過敏のある発達障がい者等に配慮した取組の推進について
藤井 深介議員(平塚市)

藤井議員質問
「カームダウン・クールダウンスペース」は、音や光を遮蔽した仕切られたスペースで、視覚や聴覚、嗅覚などの感覚が過剰に反応してしまう感覚過敏のある発達障がい者等が気持ちを落ち着けられるようにするためのものである。このような取組は、感覚過敏のある発達障がい者等への必要な配慮であり、当事者目線の障がい福祉を推進する県として、自ら取り組むことはもちろん、民間事業者にも取組を広げていく必要がある。
そこで、県として、「カームダウン・クールダウンスペース」のような、感覚過敏のある発達障がい者等へ配慮した取組が進むようにしていくべきと考えるが、どのように取り組むのか、所見を伺う。
福祉子どもみらい局局長答弁
感覚過敏のある発達障がい者等に配慮した取組の推進についてお尋ねがありました。
発達障がい者には、光や音に過剰に反応し、苦痛を感じるなど心身の不調を来(きた)すことで、生きづらさを抱えている方が多いと言われています。
こうした感覚過敏の方が、騒音や光が多い場所で落ち着けるよう、「カームダウン・クールダウンスペース」や「センサリールーム」という、音や照明を遮断した空間を設ける取組が進んでいます。
例えば、サッカーの試合会場となるスタジアムにこうした場所を設けたり、鉄道会社が駅構内に設置するといった取組が行われていると、承知しています。
県では、感覚過敏の方に配慮した街づくりを進めるため、「みんなのバリアフリー街づくり整備ガイドブック」に、観客席や舞台を整備する際の望ましい水準として、「センサリールーム」の設置を記載しました。
また、「障害のある方への差別解消に関する事例集」に、感覚過敏の方への配慮として、パーテーション等を活用した、落ち着ける場所の確保等の事例を盛り込んでいます。
こうした方への配慮は広がってきていますが、今後は、様々な場面で配慮が行われるよう、より多くの民間事業者に取組を広げていく必要があります。
そこで、県では、障がい者への合理的配慮の提供等を協議する「障害者差別解消支援地域協議会」の場などを活用し、県や民間の取組を、会議の構成員である事業者団体等に紹介することで、横展開を進めます。
また、民間事業者等を対象とした「心のバリアフリー推進員養成研修」においても、こうした取組を周知するなど、感覚過敏のある発達障がい者等への一層の配慮の促進を、図ってまいります。
要 望
大阪・関西万博でも導入された「カームダウン・クールダウンスペース」に関して、当事者にとっては、あるかないかで行動の幅が大きく変わるとのことである。
そういったなかで、県としても、イベントの時だけにとどめずに、県有施設をはじめ公共空間にも標準的に備える環境整備と位置付けて、是非指針の策定、市町村、民間への波及に取り組むことを強く要望したい。また、GREEN×EXPO2027の際にも、適切に配置することをお願いしたい。