公明党神奈川県議団

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公立小・中学校における不登校の児童・生徒への支援について

鈴木 ひでし議員(横浜市鶴見区)

鈴木議員質問

 インターネット上の仮想空間であるメタバースは、匿名性が担保された上でコミュニケーションができるなどの特徴があり、家から出られない不登校の子どもに対する支援として有効であるが、子どもがメタバースを気軽に活用できるようにするためには、わかりやすい名称が必要である。
一方で、学校に通えている段階で子ども一人ひとりのニーズに応じた「リアル」な支援を行う、不登校の未然防止の取組も重要であり、教員志望の学生等の活用など、幅広い方策を考える必要がある。

そこで、メタバースによる新たな居場所の提供について、今後どのように考えているのか、また、教員を目指す学生等を不登校対策に活用することについて、所見を伺う。

教育長答弁

 県教育委員会では、家から出られない子どもを支援するため、来年度、メタバースによる新たな居場所を提供したいと考えています。
 具体的には、プラットフォーム上に、不登校の子どもたちが相談や学習、交流などができる場を設け、その運営を、不登校支援のノウハウを持つフリースクール等に委託します。
 今後、この居場所の名称を、子どもたちと一緒に考えながら、不登校の子どもや保護者に周知し、夏頃を目途に、スタートさせたいと考えています。
 一方、県教育委員会では来年度、登校できても教室に入れない子どもを支援するため、県域全ての中学校区の校内教育支援センターに、新たに174名の支援員を配置したいと考えています。
 そこに、教員志望の大学生を積極的に活用し、当事者に寄り添う経験とノウハウを積んでもらうことで、不登校対策だけでなく、将来の優秀な教員の確保につなげてまいります。