公明党神奈川県議団
障がい者就労の視察
訪問日付:平成23年11月25日
場所:ホンダ太陽株式会社・ホンダR&D株式会社
障がい者就労の視察
翌日、25日はホテルを9時に出発、宮崎駅より日豊線で大分県日出町に向かった。3時間以上にわたる列車の旅を終え日出駅に。タクシーに乗り「ホンダ太陽株式会社」「ホンダR&D太陽株式会社」に到着。
予定時間よりも早い到着であったが、ホンダ太陽株式会社の安藤善文 生産本部長はじめ社員の方々に快くお迎えをいただき視察を開始した。
まず会議室にてビデオで会社の概要や障がい者の雇用を続ける歴史等を勉強させていただいた。
ホンダ太陽株式会社は社会福祉法人「太陽の家」の中村裕博士と本田技研工業株式会社の創始者 本田宗一郎氏の「障害のある人達の社会的自立の促進」という理念のもと設立された、本田技研(株)の特例子会社である。働く一人ひとりが、障がいのあるなしに関係なく持ち味を生かして、仕事を通じて社会の役に立つ「世界モデル企業」となることを目指しているとのことである。
仕事は二輪車・四輪車・汎用製品の部品製造とのこと。また従業員は186名で、うち、障がい者は81名。
その後、安藤本部長よりR&D社も含めての社内見学をさせていただいた。
どの職場も明るく、机は作業用具一つ一つに障がい者の方が少しでも作業しやすい環境作りに力を注いでいることが分かった。また、障がいがある、ないにかかわらず、仕事をする姿に感動を覚えた。
また、この会社はスポーツや社会活動に力を注いでいることでも有名だ。ホンダアスリートクラブがあり、車いすマラソンや水泳といった障がい者スポーツの世界でトップクラスの成績を収めている選手が所属している。
実際に車いすマラソンに使われている展示物を見て、会社の理念と一体となった職場を見させていただいた気がした。
約1時間の視察であったがホンダ太陽株式会社・ホンダR&D株式会社の理念ともいえる言葉が素晴らしいので記しておきたい。
“この世に「障がい者」という人種はいない
また、同じ人は一人もいない
人にはそれぞれ他にない個有の素晴らしい「持ち味」がある。
その違いを認め合う中に、一人の人間としての自立が生まれる。
例え身心に障がいは負っても人生に障がいはない。
「障がい者」としてではなく「一人の人間」として
社会に役立ち、普通に生きていく・
これが私達の目指す
「何より人間―夢・希望・笑顔―」です。“
素晴らしい世界を視察させていただき、感謝を後にし、大分空港に向かった。